設計の進め方について

1. 最初のご相談
敷地の有無に関わらず、計画概要やご要望、予算等をお聞かせ下さい。
その際に当設計店の手掛けた事例や、設計に関する考え方、
また全体のスケジュールや設計料などについてもお答えいたします。
メールや電話、FAXなどにてご連絡いただければ、後日の打合せ日程を調整させていただきます。
 
2. 敷地/法律調査
敷地の形状、方角・高さ・道路・近隣建物や、電気・ガス・水道等イ ンフラの状況を調査します。
併せて敷地や計画する建物にかかる関連法規について調査します。
 
3. 最初の提案
敷地の調査事項、依頼者様よりのご要望等から、建物を設計していくための諸条件を分析・整理し、
その建物や依頼者様にとり「最適なカタチとは何か」を検討していきます。
その上で、タタキ台となる案を図面や模型等にてご提案いたします。
 
4. 設計契約および基本計画
ご提案により、当建築設計店を建物づくりのパートナーと決定頂ければ、ここより設計契約となります。
最初のご提案を下に、更なるご要望を反映し、検討を行っていきます。
設計監理料については戸建て住宅の場合、総工事費の13%+消費税を目安としてお考え下さい。
但し、規模や計画内容によって変わる場合がありますので、別途御相談ください。
 
5.基本設計
依頼者様との打合せを重ねるなかで、その建物特有のストーリーを紡いでいるか、
ご要望を満たしているか、収支や採算性を満たしているか、周辺環境との関係はどのようなものか、検討を重ねていきます。
また構造設計(構造方法、耐震性等の検討)や、
設備設計(電気・ガス・上下水道・空調換気・設備機器等の検討や選定)の検討を始めます。
この時点で計画案の概算見積を行い、基本設計を完了します。
 
6.実施設計
基本設計を下に施工や見積用の詳細な図面を作成します。
必要な場合は、模型やパースなどにて空間のつながりや光の入り方などの検討を行っていきます。
 
7.見積および見積調整
必要に応じて、一社だけでなく複数の施工業者に見積を依頼し、工事費の比較検討を行います。
予算を超過した場合には材料や機器類などの仕様変更やプランの変更などを行い、工事金額の調整します。
最終的に見積書のチェック事項、金額調整の経緯などを依頼者様へ報告し協議の上、ふさわしい施工業者を選定します。
仕様と金額の決定後に施工業者との工事契約〜着工へと至ります。
 
8. 確認申請
実施設計図の作成、施工業者との見積協議などを行いながら、平行して建築基準法に基づく「確認申請」を行います。
敷地や設計した建物の用途や規模等により、関連法規に基づくその他の申請が必要な場合もあります。
 
9. 工事期間の現場監理
工事中は施工業者が契約時の実施設計図書に基づいて工事を行っているか、チェックを行います。
様々な箇所の収まり等を検討し、現場での指示を行っていきます。
原則として工事期間中は施工業者と、週1回の定例打合せを行い、 スケジュールや施工についての監理を行います。
また月1回程度のペースで依頼者様を交えて総合定例を行い、現場の確認・報告、ご要望の反映などを行います。
依頼者様、設計監理者、施工業者の信頼関係がよい建物をつくります。
 
8. 完成、引き渡しへ
完成後、検査機関の完了検査を行います。同時に施工業者の社内検査、設計事務所の検査を経て、
依頼者様の検査(施主検査)を行い、手直し等の指示を行います。
その後、引き渡しを行いご入居へと至ります。
完成後も1年検査を行い、不具合や瑕疵などの対処を致します。
 
 
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